結論からいうと、同じパスワードを複数のサービスで使い回すのは避けたほうがよいとされています。
この記事では、パスワードの安全な決め方と、管理のしかたをまとめます。
なぜ、使い回しはよくないのでしょうか

総務省の「国民のためのサイバーセキュリティサイト」では、あるサービスから流出したパスワードを使って、別のサービスに不正ログインを試みる手口が紹介されています。
同じパスワードを使い回していると、1つのサービスから情報が漏れただけで、他のサービスにも入られてしまうおそれがあります。
大切な情報を扱うサービスほど、他とは違うパスワードにすることが大切です。
パスワードの決め方

総務省では、次のような決め方が紹介されています。
- 10文字以上の、長いパスワードにする
- 英字(大文字・小文字)、数字、記号を混ぜる
- 名前や誕生日など、推測されやすい言葉は使わない
覚えやすくする工夫としては、関係のない単語をいくつかつなげて、間に数字を入れる方法も紹介されています。
たとえば「単語+数字+単語」のような組み合わせです。
定期的に変える必要はある?

以前は「定期的に変えたほうがよい」と言われることもありましたが、総務省では、定期的な変更は必須ではないという考え方が紹介されています。
むしろ、定期的に変えようとすると、パターン化した簡単なパスワードになったり、使い回しにつながったりすることのほうが問題だとされています。
大切なのは、変える頻度よりも、使い回しをしないことです。
パスワードを管理する方法

紙に書いて、保管する
ノートなどに書いて、鍵のかかる場所に保管する方法です。
デジタルが苦手な方でも、始めやすい方法です。
ただし、人目につく場所には置かないようにしましょう。
パスワード管理アプリを使う
パスワードを記録・管理してくれるアプリもあります。
1つのパスワードを覚えるだけで、他のパスワードを呼び出せるしくみです。
初めて使うときは、家族や詳しい人に一緒に設定してもらうと安心です。
ブラウザやスマホの保存機能を使う
Webサイトを見るアプリ(ブラウザ)や、スマホ自体に、パスワードを保存できる機能があります。
便利な反面、他の人がそのスマホやパソコンを使えると、見られてしまう可能性もあります。
家族と共有している端末では、注意が必要です。
忘れてしまったときは

- ログイン画面の「パスワードを忘れた方」を探す
- 登録したメールアドレスや電話番号で、再設定する
- 再設定できないときは、そのサービスのサポートに問い合わせる
慌てて何度も間違ったパスワードを入力すると、アカウントがロックされることもあります。
落ち着いて、再設定の手順を確認しましょう。
大切なパスワードを守るポイント

| 場面 | 気をつけること |
|---|---|
| 銀行・ネット決済 | 他とは違う、特に長いパスワードにする |
| メールアドレス | 他のパスワードの再設定にも使われるため、特に重要 |
| SNS | 知人になりすまされないよう、使い回しを避ける |
備えておくと、こんな毎日になります

- 「使い回して大丈夫かな」という不安が減る
- パスワードを忘れても、落ち着いて対処できる
- 大切な情報を、安心して使い続けられる
※感じ方には個人差があります。
よくある質問

Q. パスワードは、どのくらいの頻度で変えたほうがいいですか?
A. 総務省では、定期的な変更は必須ではないという考え方が紹介されています。それよりも、サービスごとに違うパスワードを使うことのほうが大切とされています。
Q. パスワード管理アプリは、難しくないですか?
A. 最初の設定さえできれば、あとは自動で入力してくれるものが多く、便利です。不安なときは、家族や詳しい人と一緒に設定してみてください。
Q. メモしておくのは、危険ですか?
A. 紙に書くこと自体が危険というわけではありません。人目につかない場所に、鍵をかけて保管すれば、一つの方法として使えます。
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まとめ

パスワードは、サービスごとに違うものを使うことが、いちばん大切です。
長さや文字の種類を工夫して、覚えやすく、推測されにくいものを選びましょう。
紙のメモや、パスワード管理アプリなど、自分に合う管理方法を見つけてください。


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