そんなとき、なくした本人は、とても焦ります。でも、スマホの「探す」機能が、あらかじめオンになっていれば、別の端末やパソコンから、場所を調べられます。
この記事では、AppleとGoogleの公式ヘルプをもとに、iPhoneの「探す」と、Androidの「Find Hub」の使い方を、説明します。なくしたあとの手順と、なくす前に確認しておく設定を、分けてまとめました。
先に結論
- iPhoneは、別のApple製デバイスの「探す」アプリか、パソコンのicloud.com/findで、場所を調べられます。
- Androidは、別の端末の「Find Hub」アプリか、パソコンのandroid.com/findで、場所を調べられます。
- どちらも、なくす前に、「探す」の設定がオンになっていることが大切です。
- 音を鳴らす、紛失としてマークして画面をロックする、といった操作ができます。データの消去は、最後の手段です。
iPhoneとAndroidの違い

まず、できることを、表にまとめました。
| 比べるところ | iPhone | Android(Google) |
|---|---|---|
| 機能の名前 | 「探す」 | 「Find Hub」 |
| 別の端末で探す | 別のApple製デバイスの「探す」アプリ | 別のAndroid端末の「Find Hub」アプリ |
| パソコンで探す | icloud.com/find | android.com/find |
| 近くにあるとき | サウンドを再生 | 音を鳴らす(最大音量で5分間) |
| 盗まれたときのために | 紛失モード | 紛失としてマーク |
| 見つからないとき | 消去 | 初期状態へのリセット |
なくす前に確認すること

スマホをなくしてからでは、設定を変えられません。いま手元にあるうちに、次の設定を、確かめておきましょう。
iPhoneの場合
Appleの公式ヘルプでは、次の手順が案内されています。
- 「設定」アプリを開きます。
- 自分の名前をタップし、「探す」をタップします。
- 「iPhoneを探す」をタップし、オンにします。
さらに、Appleの案内には、次のことが書かれています。
- デバイスがオフラインのときでも探せるようにするには、「“探す”ネットワーク」をオンにする
- バッテリー残量が少なくなったときに、位置情報をAppleに送るには、「最後の位置情報を送信」をオンにする
Androidの場合
Googleの公式ヘルプでは、次の順番で確認する、と案内されています。(一部の手順は、Android 14以上で動作する、と書かれています)
- Googleアカウントに、ログインしていること
- 「設定」アプリの「位置情報」で、「位置情報の使用」がオンになっていること
- 「設定」アプリの「セキュリティ」の「Find Hub」で、「デバイスの場所の特定を許可」がオンになっていること
- PIN、パターン、パスワードのいずれかで、画面ロックを設定していること(オフラインのデバイスを探すために必要、と案内されています)
Googleのヘルプには、Googleアカウントを追加済みであれば、Find Hubは自動的にオンになっている、とも書かれています。
メーカーによって、メニューが違います
上の手順は、Googleの公式ヘルプをもとにしています。ほかのメーカーのAndroidでは、メニューの名前や場所が、違うことがあります。見つからないときは、「設定」アプリの検索で、「Find Hub」と探してみてください。
iPhoneをなくしたとき

1. 別のデバイスで、場所を調べる
Appleの公式ヘルプには、次のように書かれています。
- 別のApple製デバイス(iPadなど)で、「探す」アプリを開きます。
- 「デバイスを探す」を選びます。
- なくしたデバイスを選ぶと、地図の上に、場所が表示されます。
Apple製デバイスを持っていない場合でも、パソコンなどのブラウザで、icloud.com/findにサインインして、探せます。ファミリー共有に入っている場合は、家族のデバイスから探すのを、手伝ってもらえる、とも書かれています。
2. 近くにあるなら、音を鳴らす
近くにあるときは、「その他」ボタンをタップして、「再生(サウンドを再生)」をタップします。
3. 見つからないときは、紛失としてマークする
Appleの案内では、デバイスを探している間は、紛失としてマークしておく、とされています。紛失モードにすると、次のようになります。
- デバイスが、パスコードまたはApple Accountのパスワードで、ロックされた状態になる
- Apple Pay対応のデバイスでは、決済カードやパスが使用停止になる
- 見つけた人が連絡できるよう、メッセージと連絡先を、画面に表示できる
4. 位置が表示されないとき
Appleの案内には、次のように書かれています。
- バッテリーが切れたときなどは、最後に確認された位置情報を、最大7日間表示できる
- 位置情報が最後にAppleに送られてから8日以上たつと、「位置情報が見つかりません」と表示される
- パソコンのicloud.com/findでは、位置情報は、最大24時間表示される
Androidをなくしたとき

1. 別の端末か、パソコンで、場所を調べる
Googleの公式ヘルプには、次のように書かれています。
- 別のAndroidのスマホやタブレットで、Find Hubアプリを開きます。
- 別のAndroid端末がないときは、ブラウザでFind Hubにアクセスします。
- 自分のデバイスを探すときは、ログインして、「[あなたの名前]として続行」をタップします。
- 表示されたデバイスの中から、探しているものを選びます。
友だちを手助けするときは、「ゲストとしてログイン」をタップして、友だちにログインしてもらいます。
デバイスの現在地が、地図に表示されます。位置情報は、GPS・Wi-Fi・基地局などから推定される、と説明されています。建物の中や地下では、GPSの精度が落ちることがあります。
2. 音を鳴らす
Googleの案内には、「音を鳴らす」で、デバイスから最大音量で、音を5分間鳴らす、と書かれています。マナーモードやバイブレーションモードにしていても、音が鳴ります。
3. 紛失としてマークする
「紛失としてマーク」をタップすると、PIN、パターン、パスワードでデバイスをロックできます。ロック画面に表示する連絡先とメッセージも、追加できます。
4. 見つからないときは
Googleの案内では、デバイスが見つからない場合は、データの消去(初期状態へのリセット)ができる、とされています。
データの消去は、最後の手段です

消去は、元に戻せません。Appleの案内には、デバイスを消去する前に、必ずそれ以外の手段をすべて試すようにしてください、と書かれています。Googleの案内にも、この手順を行うと、デバイス上のすべてのデータが完全に削除される、と書かれています。
また、Googleの案内では、デバイスを出荷時の設定にリセットすると、Find Hubで利用できなくなる、とされています。
探せる条件を、知っておこう

どちらも、いつでも探せるわけではありません。公式ヘルプに書かれている範囲で、まとめました。
| 確認すること | 公式ヘルプの説明 |
|---|---|
| iPhone:消去するための条件 | Apple Accountの2ファクタ認証が有効になっていないと、「探す」アプリでは、リモートで消去できない(iCloud.comで消去するか、先に2ファクタ認証を有効にする) |
| Android:保護や消去をするための状態 | 電源が入っている、モバイルデータまたはWi-Fiにつながっている、Googleアカウントにログインしている、Find Hubがオンになっている、Google Playに表示されている |
| Android:2段階認証を使っているとき | メインのデバイスをなくすと、確認コードが受け取れないことがあるため、バックアップコードを用意しておく |
よくある質問

スマホの電源が切れていても、探せますか?
Appleの案内では、「“探す”ネットワーク」をオンにしておくと、オフラインのときでも探せるようになる、とされています。Googleの案内では、Google Pixel 8シリーズなどの対応デバイスは、電源が切れてから数時間は、Find Hubネットワークで探せる、とされています。どちらも、設定がオンになっていることが前提です。
別の端末が、手元にありません
iPhoneは、パソコンのブラウザで、icloud.com/findから探せます。Androidは、パソコンのブラウザで、android.com/findから探せます。家族や友だちの端末を借りることもできます。Googleの案内には、友だちの端末でも、ゲストとしてログインして探せる、と書かれています。
探す機能は、自分でオンにしないといけませんか?
iPhoneは、「設定」アプリで、自分でオンにする必要があります。Androidは、Googleアカウントを追加済みであれば、Find Hubは自動的にオンになっている、とGoogleのヘルプに書かれています。どちらも、いまの状態を、一度見ておくと安心です。
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まとめ|なくす前に、設定を一度だけ確かめよう

スマホをなくしたときは、「探す」機能が頼りになります。
- iPhone:別のApple製デバイスの「探す」か、icloud.com/find
- Android:別の端末のFind Hubアプリか、android.com/find
- 近くなら音を鳴らす、見つからなければ紛失としてマーク
- データの消去は、ほかの手段を試したあとの、最後の手段
まずは、いまお使いのスマホで、「探す」がオンになっているかを、確かめてみてください。
参考にした公式情報
- Apple サポート「紛失したApple製デバイスやAirTagを「探す」を使って探す」: https://support.apple.com/ja-jp/104978
- Apple サポート「iPhone、iPad、Macで「探す」を有効にする方法」: https://support.apple.com/ja-jp/102648
- Android ヘルプ「Android デバイスを紛失した場合に見つけられるようにしておく」: https://support.google.com/android/answer/3265955?hl=ja
- Android ヘルプ「紛失した Android デバイスの位置の特定、保護、データ消去を行う」: https://support.google.com/android/answer/6160491?hl=ja
(いずれも2026年11月2日に確認した内容です。画面の表示は、OSやアプリのバージョンで変わることがあります。)

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