そんなときに、使える方法が、スマホの「テザリング」(iPhoneでは「インターネット共有」)です。スマホの通信を使って、パソコンやタブレットを、インターネットにつなぎます。
ただし、使う前に、必ず確認したいことがあります。携帯電話会社の契約や、通信量、追加料金のことです。
この記事では、AppleとGoogleの公式ヘルプをもとに、iPhoneとAndroid(Google Pixel)の、テザリングのやり方と、気をつけたいことを、順番に説明します。
先に結論
- iPhoneは、「設定」→「モバイル通信」→「インターネット共有」から、設定します。
- Android(Google Pixel)は、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「アクセスポイントとテザリング」から、設定します。
- 携帯電話会社によっては、テザリングが使えなかったり、追加料金がかかったりします。使う前に、契約を確認しましょう。
- 共有するのは、スマホのモバイルデータ通信です。通信量を使うので、注意しましょう。
始める前に、確認すること

Appleの公式ヘルプにも、Googleの公式ヘルプにも、同じ注意が書かれています。
- 携帯電話会社(通信事業者)によっては、テザリング(インターネット共有)が、使えないことがある
- 追加料金が必要になる場合がある
- 同時につなげるデバイスの数は、携帯電話会社や、機種によって違う(Appleの案内)
ご契約の内容は、携帯電話会社の窓口や、サイトで、確認してください。
iPhoneとAndroidの違い

| 比べるところ | iPhone | Android(Google Pixel) |
|---|---|---|
| 名前 | インターネット共有 | テザリング/アクセスポイント |
| 設定する場所 | 「設定」→「モバイル通信」→「インターネット共有」 | 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「アクセスポイントとテザリング」 |
| つなぎ方 | Wi-Fi、Bluetooth、USBケーブル | Wi-Fi、Bluetooth、USBケーブル |
| 同時につなげる数 | 携帯電話会社や機種で違う | Wi-Fi経由で、最大10台まで(Googleの案内) |
iPhoneの場合|インターネット共有を使う

Appleの公式ヘルプでは、インターネット共有は、ほかのデバイスで、Wi-Fiのインターネットが使えないときに、便利だと案内されています。iPhone、iPad、Mac、Windowsのデバイスに、共有できます。
① 設定する
- 「設定」アプリを開きます。
- 「モバイル通信」をタップします。
- 「“インターネット共有”を設定」をタップします。
- 画面の指示に従います。
Appleの案内には、「モバイル通信データ」がオンなのに、「“インターネット共有”を設定」が表示されないときは、インターネット共有をプランに追加する方法を、携帯電話会社に問い合わせてください、と書かれています。
設定のときは、接続用のパスワードを決めます。あとで変えるときは、「設定」→「モバイル通信」→「インターネット共有」で、「“Wi-Fi”のパスワード」をタップします。
② 別のデバイスをつなぐ(Wi-Fiの場合)
- つなぎたいデバイスで、Wi-Fiをオンにします。
- Wi-Fiの一覧から、お使いのiPhoneを選びます。
- パスワードを入力して、つなぎます。
同じApple Accountでサインインしている、Appleのデバイスなら、パスワードの入力が、いらないことがあります。
③ Bluetoothや、USBケーブルでも、つなげます
Appleの案内では、Wi-Fiのほかに、BluetoothでペアリングしたMacやWindowsのデバイスや、USBケーブルでつないだMacやWindowsのデバイスにも、共有できます。USBでつなぐとき、iPhoneに「このコンピュータを信頼しますか?」と出たら、「信頼」をタップします。
知っておきたいこと
- インターネット共有を使っていないときは、バッテリーを節約するために、自動で接続が切れます
- 共有できるのは、iPhoneの「モバイルインターネット接続」です。iPhoneをWi-Fiにつないで、そのWi-Fiを、ほかのデバイスに共有することは、できません
- インターネット共有の名前は、デバイスの名前と同じです。名前を変えたいときは、「設定」→「一般」→「情報」→「名前」で、デバイス名を変えます
Android(Google Pixel)の場合|アクセスポイントを使う

Googleの公式ヘルプでは、スマホのモバイルデータを使って、ほかのスマホ、タブレット、パソコンを、インターネットにつなげることを、「テザリング」または「アクセスポイントの使用」と呼んでいます。
この手順の一部は、Android 14以上でのみ動作する、と書かれています。
① アクセスポイントをオンにする
- 「設定」アプリを開きます。
- 「ネットワークとインターネット」→「アクセスポイントとテザリング」→「Wi-Fi アクセスポイント」をタップします。
- 「Wi-Fi アクセスポイント」をオンにします。
アクセスポイントの名前や、パスワードは、同じ画面の設定で、確認や変更ができます。
データセーバーをオンにしているときは、Wi-Fi経由でテザリングするために、オフにする必要がある、と書かれています。
② ほかのデバイスをつなぐ
- つなぎたいデバイスで、Wi-Fiの一覧を開きます。
- スマホのアクセスポイントの名前を、選びます。
- パスワードを入力して、「接続」をタップします。
Googleの案内では、Wi-Fiアクセスポイントで、最大10台のデバイスと、共有できます。
USBケーブルや、Bluetoothでも、つなげます
- USBケーブル:スマホとデバイスをつなぎ、「アクセスポイントとテザリング」で、「USB テザリング」をオンにします
- Bluetooth:ペアにしたあと、「アクセスポイントとテザリング」で、「Bluetooth テザリング」をタップします
MacパソコンをUSBでつなぐことは、できません。macOS Monterey以降のMacは、Bluetoothでのテザリングも、できない、とGoogleの案内に書かれています。
日本での注意
Googleの案内には、現在のところ、日本では、Wi-Fi 5GHz APモードを、アクセスポイントで使えない、と書かれています。ほかのWi-Fiモードを、使うように、案内されています。
電池のために
Googleの案内には、電池を節約するため、デバイスがつながっていないときは、アクセスポイントがオフになる、と書かれています。「アクセスポイントを自動的にオフにする」で、オンとオフを、切り替えられます。
また、テザリング中は、スマホを電源につなぎ、終わったら、接続をオフにすることを、すすめる、とあります。
メーカーによって、メニューが違います
上の手順は、Google Pixelのヘルプをもとにしています。ほかのメーカーのAndroidでは、メニューの名前や、場所が、違うことがあります。見つからないときは、「設定」アプリの検索で、「テザリング」や「アクセスポイント」と探してみてください。
つながらないときの確認順

| 順番 | 確かめること |
|---|---|
| 1 | 携帯電話会社の契約で、テザリング(インターネット共有)が、使えるか |
| 2 | 【iPhone】「設定」→「モバイル通信」で、「“インターネット共有”を設定」が表示されるか |
| 3 | 【Android】「Wi-Fi アクセスポイント」が、オンか。データセーバーが、オンになっていないか |
| 4 | つなぐデバイスで、Wi-Fiの名前(スマホの名前)と、パスワードが、合っているか |
| 5 | 使っていないとき、自動で切れていないか(iPhoneもAndroidも、使っていないと、自動で切れます) |
それでも、つながらないときは、お使いのスマホの公式ヘルプや、携帯電話会社のサポートに、相談してみてください。
通信量と、パスワードに注意

ここからは、公式ヘルプではなく、この記事からの、ひとつの提案です。
- パソコンは、スマホより、通信量を使うことがあります。動画や、大きなファイルの、ダウンロードは、気をつけましょう
- パスワードは、人に教えない。使い終わったら、インターネット共有(アクセスポイント)を、オフにする
- 使う前に、携帯電話会社の、料金プランと、データ量の上限を、確認しておく
家のWi-Fiが遅いときの確認は、下の関連記事の「家のWi-Fiが遅い・よく切れるとき」も、参考にしてください。
よくある質問

テザリングは、無料で使えますか?
Appleの案内にも、Googleの案内にも、通信事業者(携帯電話会社)によっては、テザリングが使えなかったり、追加料金が必要だったりする、と書かれています。ご契約の内容を、携帯電話会社に、確認してください。
パソコンと、スマホで、同時に使えますか?
Androidは、Googleの案内によると、Wi-Fiアクセスポイントで、最大10台と共有できます。iPhoneは、同時にアクセスできるデバイスの数が、携帯電話会社やiPhoneの機種によって、違います。
Wi-Fiにつないでいるスマホで、テザリングできますか?
Appleの案内では、インターネット共有で共有できるのは、iPhoneのモバイルインターネット接続だけです。iPhoneをWi-Fiにつないで、そのネットワークをほかのデバイスに共有することは、できません。
使い終わったら、どうすればいいですか?
iPhoneは、使っていないときは、自動で接続が切れます。Androidも、デバイスがつながっていないときは、アクセスポイントが、自動でオフになる設定があります。使い終わったら、手動で、オフにしておくと、安心です。
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まとめ|使う前に、契約と通信量を確認しよう

スマホのテザリングを使うと、Wi-Fiがないときも、パソコンやタブレットを、インターネットにつなげます。
- iPhone:「設定」→「モバイル通信」→「インターネット共有」
- Android(Pixel):「設定」→「ネットワークとインターネット」→「アクセスポイントとテザリング」
- 携帯電話会社によっては、使えない・追加料金がかかることがある
- 使い終わったら、オフにする
まずは、ご契約の内容を、確認してみてください。
参考にした公式情報
- Apple サポート「iPhoneからインターネット接続を共有する」: https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph45447ca6/ios
- Google Pixel ヘルプ「Pixel でテザリングやアクセス ポイントを使用してモバイル接続を共有する」: https://support.google.com/pixelphone/answer/2812516?hl=ja
(いずれも2026年10月23日に確認した内容です。画面の表示は、OSやアプリのバージョンで変わることがあります。)


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